好奇心旺盛 but 小心者。

音楽やお笑いや謎解きについての主観

「トキメキ迷宮からのSOS」感想♡

2020/2/8,9

LUCUA osaka

「トキメキ迷宮からのSOS~消えた乙女のバイブルを探せ~」


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いやー、とんでもないイベントに行ってしまいました……。

これはもう本当にヤバかったです。

普段の脱出ゲームでもドキドキ感はありますが、この公演では違う意味でのドキドキも体感することができました。

感想をだらだらだらと書いていきます。無駄に長いです。

 

 

謎解きスタート

昨年も行われていたようなのですが、私は今回初めて参加しました。

謎解きツールは1000円ですが、1000円分のLUCUA商品券がついているので実質タダ。これはもう行くしかないですよね。

整理券で指定された時間に受付を済ませ、謎解きスタートです。

 

まずはLUCUA 1100の蔦屋書店での謎解き。

久しぶりに来ましたが、相変わらずオシャレなフロアだなぁと思いました。

LUCUA 1100って意識高い感じのお店が多いですよね。地下のバルもすごくオシャレですし。

謎が隠されているラウンジでは、大阪駅を見下ろしながら謎解きすることができて、そういった部分でもテンションが上がりました。

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謎が解けたら秘密の部屋に案内され、そこでトキメキ迷宮の王子・リゲルのVTRを観ます。

まず王子がイケメン。そしてスタッフさんから「ここからはイケメンと戯れていただく時間になります」的な説明があって面白かったです。

そう、まさにここからが本番……。

乙女ゲーを実際に体感できる時間の始まりです。

 

リアル乙女ゲータイム(長いです)

「運命のバイブル」と赤・青・黄3色の「記憶の欠片」を持ち、8Fのメンズフロアへと向かいます。

そこでは記憶を失ったイケメンたちがさまよっているので、記憶の欠片を渡して助けてあげないといけません(・ω・´)

3色それぞれに4人ずつイケメンが対応しているので、合計12人の中から3人を選んで記憶の欠片を渡すというシステムです。

休憩の関係か、同時に現れるのは各色3人ずつ、合計9人とのことなので、目当てのイケメンがフロアにいない場合は登場するまで待たないといけないかもですね。

私は時間の関係であまり長くとどまれなかったので、3人会えない方がいたのですが、参加された方の感想を見ていたら会ってみたかったなーと思ったりもしました。

 

イケメンたちは名札と紙袋が目印になっているので、間違えて一般の人に話しかけてしまう心配はありません。

また参加者側も参加証をつけているので、手の空いている方が突然話しかけてきてくれたりもします。

私がフロアに着いたときも、ちょうど前にいたイケメンさんがさっそく話しかけてきてくれて、記憶の欠片を渡すよう軽く促してくれました。

「うぉーめっちゃありがたい、これなら自分から話しかけるのが苦手な人でも大丈夫そう」と思ったのと同時に、「でも、でも、とりあえず一通り全員見たい……全員見てから選びたい……」という何ともおこがましい欲がわいてきてしまう自分。

結局その欲に負け、一旦そのイケメンさんはスルーする形になってしまいました。笑

自分なんぞが男性を選り好みするなんて、と思うものの、こんな機会なかなかないですからね……。

 

イケメンたちはそれぞれ職業や性格など設定がすごくきっちりしていて、また常にそのキャラとして行動されているので、見た目や雰囲気だけでもわかりやすくて良いなと思いました。

ふらーっとフロアを1周してみて、チャラそうな方やワイルドな感じの方は個人的にちょっと怖いので(笑)、スーツっぽい方か中性的な方に話しかけよう、と決心して向かいました。単に自分の好みなだけですね、はい。

 

はじめに見かけたのは銀行員の真一郎さんでしたが、「急いでいる彼を引き止めて話しかける」という設定のせいか、足が速くて話しかけられませんでした。笑

結局あきらめましたが、一応そのあと椅子に座っているところも見かけたので、多分私みたいな足の遅い人でも大丈夫なシステムにはなっていると思います。優しい。

 

最初に記憶の欠片を渡したのは執事の賢治さん。

身長が高くて、「おぉー目線が上だー!」と感動しつつも、丁寧な執事口調と視線に緊張してお顔を直視することができませんでした。

特に初回だったので「え、こんな感じなの、やば」ってなりました。そもそも男性と近距離で向かい合うことが普段ないのでね……。

そのあと別の場所で並んでいたときに、少し通路に広がってしまっていたみたいで、「お嬢様方、もう少し内側に寄りましょうか」と声をかけられ、キャラと誘導スタッフを兼ねている感じがすごいなーと思いました。

 

次に渡したのは御曹司の高校生・相馬さん。

スーツっぽいかと思って行ったらまさかの高校生(設定)。もはや犯罪ですやん(?)。

彼にはなんと取り巻きの女子高生2人組がついています。

「これって恋、だよね?」なんて真っ直ぐ目を見て言われてドキドキしまくっている横で、「なに頷いてるのよ!」「生意気な女ね!」と罵声が聞こえてくるんです。

その演技がザ・取り巻きって感じでめちゃくちゃ絶妙で可愛いんです。本当に素晴らしいんです。ですが、個人的に陰キャの過去の傷を抉られる感覚があってちょっと「うっ」てなりました(>_<)

ドラマや漫画では「冴えない自分がなぜか学校一の人気者に告白されて……!?」みたいな設定をよく見かけますが、相当メンタルが強くないと受け入れられないんだなーと思いました。良い経験でした。笑

あと、同行者に相馬さんとの2ショットを撮ってもらうときに「あ、動画になってた」っていうミスがあったんですが、そのときに「よくあるよねー(´ω`)」ってあくまで私に話しかけてくれる感じに謎に萌えました。

 

最後に渡したのは小説家の春さん。

小説家っていう設定良いですね? 座って本を読んでいる姿が文化系男子好きな私のツボでございました。華奢さと柔らかい雰囲気も刺さりました。

話しかけに行ったとき、ちょうど真一郎さんが隣に座られて会話をしていたので、ちょっと邪魔する感じになってしまいました。もう少し眺めておけば良かった(?)。

私のターンが終わったあとも「この人こう見えて酒癖悪いんだよ」と真一郎さんの裏情報を教えてくれたりして面白かったです。他の人の設定もきっちり把握しててすごい。

春さんとも2ショットを撮ってもらいましたが、明らかに自分のほうがゴツくて泣きました。痩せようと決心しました。笑

 

とりあえず無事に3人に話しかけることができたのですが、緊張しまくりだったので会話の内容はほとんど覚えておりません(-ω-)

あと急ぎ気味だったせいでプロフィールやストーリーをちゃんと見ていなかったので、もっと時間に余裕を持って参加して、イケメンたちの設定をしっかり把握してから臨んだほうがより入り込めたかもなぁと思います。参加者側も設定に沿って話したほうが楽しそうですよね。

 

そんなこんなで記憶の欠片と引き換えに3つのアイテムをもらい、謎を解くと合言葉が出てきます。

てっきりもう次の場面に進むと思いこんでいたのですが、バイブルを確認したところ、「好みのイケメン1人」を選んでその合言葉を見せないといけないというではありませんか。

「えっまたあの空間に行くの……??」と再び緊張が襲ってきましたが、何とか行きましたよ、えぇ。

そしてこれがまたヤバい。

話しかける場所とか相手によっても違いそうですが、私の場合は「おいで」って壁際に誘われて、結構近距離なのに「もっとこっち来て」って言われて、目の前を覆われてあれを見せられて(語弊)、「見えた?」「ちゃんと覚えた?」って聞かれて、もう黙って頷くことしかできない状態になっておりました。

冷静に考えたらファッションビルの一角で何やっとんねんって感じなんですけど、とにかくキュンキュンですよね。キュンキュン。

写真が残ってなかったのでどういう状態だったのかちゃんとわからないのですが、トキメキだけ心に残しておこうと思います(?)。

 

リアル乙女ゲー部分は多分これで終わりでした。

皆さん役者さんやモデルさんということで演技が素晴らしく、キャラや動きが徹底されていたのが感動でした。

「みんなに平等だけど、話しかけている間は「私だけ」みたいな雰囲気でいてくれる」って本当に最高じゃないですか? 女子の理想ですよね。

あと、この時期にこんなに至近距離で話してくれる皆さんが単純にすごいなと思いました。こっちがマスクしてなかったらもっと申し訳ない気持ちになってたと思うので、マスクして行ってて良かったです。

 

エンディングへ

その後はさらに謎を解いていき、「復元の呪文」を導き出してエンディング会場である王子の部屋へと向かいます。

ここでふと冷静になって気づきました。時間がない……!

会場は1時間に1回しか開かないのですが、次の開始まであと5分ぐらいで、自分の予定の関係でこれを逃したらエンディングが観られないかも、という状態でした。

トキメキすぎて完全に時間のことを忘れていた私。笑

急いで謎を解いて呪文らしきものを導き出して、「あれ、あの情報使ったっけ?」と若干引っかかりつつも、ダッシュで会場へと向かいました。

のちにわかるのですが、この引っかかりがやっぱりポイントでした。

 

エンディング会場にはVTRで観た王子がいらっしゃって、「リアル王子だー」と思いながら謎の解説を聞きました。

なんと王子のお兄様も登場して、ストーリーは意外な方向へと展開。

普通にお芝居を観ている感覚で楽しかったです。

そしてここで知ったのですが、私の出した呪文はダミーで、トゥルーエンドは別にありました。

やっぱり情報を使いきれてなかったんですよね。時間があれば絶対確認していたと思うので、もうちょっと余裕を持っていれば良かったなぁとここでも少し悔やみました。

結果としては脱出失敗でしたが、ちゃんと謎を解けていた他の参加者さんのおかげで無事エンディングを観られて良かったです(´ω`)

 

最後に王子2人とも写真を撮ってもらいました。

お兄様のほうに普通に腰を抱かれてびびる。もうだいぶ頭がおかしくなってたので気のせいだったらスミマセン。笑

いろんな意味で終始ドキドキしっぱなしなイベントだったなーと思います。

最後に推しのパネルと写真を撮れるブースもあったのですが、近くのお姉さんと推し被りしたのが面白かったです。


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感想

このイベントは謎解きよりイケメンがメイン、みたいな噂を見かけていたのですが、思ってた以上に謎も充実してて解きがいのある感じで楽しかったです。

企画制作は株式会社人間さん、謎監修はクロネコキューブさん。

過去のイベントをチェックしたら、中之島スキマスイッチの謎解き、あべのべあの謎解き、松竹芸人の謎解きなど色々参加してました(*´ω`*)

どれも面白かったなーって印象に残ってます。

特に2014年の「博士の異常なモテモテ人体実験」は今回に近かったというか、恋愛シミュレーションゲームっぽかった気がします。

それもめちゃくちゃ楽しかったのですが、今回はこちら側がイケメンを選べるというシステムで、そういう部分ではより贅沢だったように思いました。

 

この日は前日のライブの疲れで足も痛かったし、行きの電車ですでに寝てしまうぐらい眠かったのですが、イベントの間は全て吹っ飛んで目も冴えまくってました。

いやートキメキってすごい……。

来年も開催されることを祈っております。絶対行きますので!